ぎゅぎゅっと たかきび

ひき肉と食感が似ていて、ミートミレットと呼ばれる雑穀。甘みと弾力があり、食感とコクのある味わいです。

ひき肉料理に代用したり、ひき肉と合わせて使うとお料理のカロリーを抑えることができます。雑穀の中でも栄養が豊富。特にマグネシウム、ポリフェノールが多く代謝改善効果が高い。不溶性の食物繊維が白米の約８倍、カリウムが約５倍含まれています。

熱湯に30分以上(水の場合は一晩)浸してから使うか、浸さない場合は水からゆっくり煮て軟らかくしてください。煮た粒はひき肉に似たきゅっとした食感で、ひき肉料理の肉減らしに用いるなど、食養生食材として、ベジタリアンにも喜ばれる雑穀です。

たかきびの歴史

原産地は熱帯アフリカのエチオピアを中心とする地域と言われています。その起源は古く、紀元前3000年より以前から、すでに栽培されていました。その後、アラビア半島を経て、紀元前2000年頃にインド亜大陸、中国北部から満州にかけて広く栽培されていた。北アメリカ大陸では、1850年代にシロップ用としての品種が導入され。現在も、アフリカ大陸やインド亜大陸では大切な主食料であり、お酒の原料として使われています。

また、穀実だけでなく稈（わら）は家畜の飼料、家屋の屋根や壁の材料、燃料などに用いられています。モロッコ料理で有名な「クスクス」はたかきびの粉でつくれます。たかきびは、小麦、とうもろこし、稲、大麦に続いて世界の穀物生産量の第５位を占めています。

日本では、14世紀頃にはすでに、中国の「高粱」と呼ばれる品種が渡来していたという記述があります。 主に、東北地方や徳島、山梨、長野、熊本などで生産されています。

ご使用方法

• ひき肉の代用品、またひき肉と合わせて使う
• 目的に応じ、お好みの雑穀とブレンドして炊く
• おかずのほか、スープ類に入れて食感を楽しむのもおすすめです

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